当院は複合的理学療法によるリンパ浮腫治療と、現代鍼灸とあん摩・マッサージ・指圧・AKA(関節運動学的アプローチ)による物理療法を行っている治療院です。
リンパ浮腫とは
何らかの原因でリンパの流れが滞り、組織間隙にタンパク質や水分が過剰に貯まった状態をいいます。がんの手術や放射線治療でリンパ節を切除したり損傷することで発症することがあります。また、外傷や感染症などでも起こります。通常痛みはありませんが、放置すると徐々に進行し、重症化すると日常生活に支障をきたすことがあります。
鍼灸治療とは
鍼灸治療は、日本には6世紀の初めに伝来した伝統療法です。鍼術は金属性の細い針を経穴(ツボ)に刺入し、機械的刺激を加えることで生体反応を引き起こし、病気の予防や治療を行う療法です。灸術はもぐさを燃焼させて経穴(ツボ)に温熱刺激を加えることで生体反応を引き起こし、病気の予防や治療を行う療法
です。どちらも、鎮痛、自律神経系、内分泌系の調節による全身的な影響や、血流の調節や免疫機能の変化が生じ、症状や病態が改善するとされています。
AKAとは
AKAは関節運動学的アプローチ(ArthroKinematic Approach)の略称で、関節運動学に基づく治療法です。関節の遊び、関節面のすべり、回転、回旋などの関節包内運動の異常を治療する方法です。全身の関節を調節することで、痛みやさまざまな症状の改善に有効です。